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木霊して

2010年08月01日 16:51

うたた寝



朝方、ご飯を食べ帰り道をバイクで走る。
神社の横を通り過ぎようとすると突如急激な眠気に襲われた。
鎮守の森に覆われた境内は夏の暑さも感じさせずにひんやりとしており、仮眠することにした。
鳥居をくぐりベンチを探したが小さな神社であった為か設置されておらず、階段に腰掛けて眠気がすぎるのを待った。


いつの間にか眠っていたようだ。
あたりを見回すと、空は薄ピンク色に染まり、灯籠には灯がともっていた。
霞がかった景色に優しい灯りが滲む。
一体どのくらい眠っていたのだろう?携帯を探すが見当たらずに、時計を求めて境内を歩いた。
賽銭箱の前までくると、本殿の脇に着物をきたカエルとウサギがなにやら言い合いをしているのが目に入った。


『一体、私とお前は姿形はこうも違うのに、飛び跳ねる様は同じである』

「まったくだ」

『しかしながら我々はお前たちほど愛されていない』

唾を飛ばして話すカエルにウサギは困り顔をしていった。

「鳴くウサギは不幸である」


微妙にかみ合っていない二人の話に口を挟もうと近づくと、『人間が来た!』と叫び一目散に逃げていった。
待って!とばかりに追いかけようとすると、何かを蹴っ飛ばしたようで砂埃が舞い上がった。
見るとそれは、小人たちがつくる砂の家であった。
彼らは私を見上げながら不平をもらした。

『これだから人間は』
『仕方あるまい、天災のようなものだ』
『折角ここまで作ったのにっ』
『天災なんだよ、結局』

口々に『天災だ天災だ』といい、逃げていくカエルとウサギは『人間だ人間だ』と叫び続ける。
『天災だ』『人間だ』『天災だ』『人間だ』『天災人間だ』『天才人間だっ』

えっ、だれ?オレ??



眼が覚めると相変わらず階段に座っている自分がいた。
携帯を見ると1時間もたっていないにも拘らず眠気が覚めており、家路に着くことにした。
耳の奥にはまだ『天才人間』の声がこだまして、風が背後で揺らす木々の音と重なった。
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コメント

  1. ぽーん | URL | -

    天才と何かは紙一重だったよね
    りゅぢ氏は紙一重で…だね。


    いや ダントツ?

  2. りゅぢ | URL | -

    >ぽーん

    なんだろー?ダントツなんだろう?

    うーん

    バカだからわかんないや。っておい、バカっていうなっ

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