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父、歩くとペタンペタンいう

2009年02月07日 09:00

削ぐぞ?



例えばそれは朝露の水滴を葉っぱが『ぽとり』と落とすような、

例えばそれは溢れる水の音を獅子落としが『かっこん』と割るような、

そんな相応しさ、それを微塵も備えていないオトコ、父マサル。


ベッドの上で静かに眼を開き、ユメとゲンジツその狭間をしばしたゆたふ。

氏を乗せた船が流れ始めた波に押されうつつの此岸にたどり着いた時、朝が始まる。

心は河岸に惹かれつつ、寝ぼけ眼をこすりこすりしながらリビングに氏は降りていく。

扉を開くと、テーブルに向かい新聞を読みながら父は朝食を食べていた。


『おはよう』


右手に持ったコーヒーカップを少し掲げて父は言い、すぐに視線を新聞に戻す。

甥っ子は相変わらずアニメに夢中で、食べるのもそぞろになっている。

そんな甥に母である姉はいちいちうるさい。

氏の母親はというと、細々しく動き回っている。

そんな日常的な朝だった。


だがしかし、結論から言うとここで1つ間違いがある。

左右に並べられた正しい図と間違った図。

明らかにあるべき正しさを失った、我が家の朝食風景がそこにあった。

今、氏が体験してきたコト、これは残念ながら歴然と間違った図のほうだったのだ。


それを今から諸兄諸女に説明したい。・・・諸女って、、、あぁ、いいやなんでもない。


コーヒーを飲み新聞を読む父マサル。

読み終わると、孫である我が甥っ子と何気ない会話を始めた。


『今日も保育園?いーなー、今日は何するのー?』


その姿はまるっきり孫を溺愛する好々爺である。

そしてそれもひと段落すると、コーヒーをクッと飲み干し『さて着替えるか』と言った。

あぁ、今日土曜だけどどっか行くのかな?と、氏は眼の前に座る父の姿を視界に収めていた。



『着替えるかな』と言って、父が始めにした事はパンツをはいた。




えっ?



いや、いやいやいやいや、分かるよ?君たちが言いたいことボクね、すっごい分かるよ?

ツッコむ?ほんと?まぢで?ツッコもうか?



パンツ、、、はいてなかったの?


気づかなかったーーーー!!テーブルで気づかなかったーーーそして気づかなくてよかったーーー

『おはよう』とコーヒーをかかげたフルチンの父マサル。

真剣そのものの顔で政治欄を読むフルチンの父マサル。

『保育園?いーなー』と孫と戯れるフルチンの好々爺父マサル。


オマエ、フルチンで飯食ってたのか!?

オマエ、なんでトレーナーまで着込んで、下フルチンなんだっ!?

オマエ、着替えるもなにも替えるもん着てねぇじゃねぇかっ!?『さて、パンツはくか』と物事は正しく言え!!



なんにせよ氏は大変驚いた。

想像力をフルにして思い浮かべて欲しい。

今あなたの前に座っている男性がいる。

会社でもいいし電車でもいい。レストランでももちろんいい。

その人がスックと立ったとき、フルチンだったら・・・



A.歩いたら音がする。

ほら、耳を澄ませば聞こえてくるだろう?



…ペタンペタタンペタンペタンタン!!

近づいてる?

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