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張り詰めた弓の

2009年09月28日 11:44

くどい



夜、父と姉の息子がクワガタの幼虫をいじってた。
なんでも、幼虫はそれぞれ別の容器で育てなくてはいけないらしく、急いで分けてる次第。
ワイワイとガヤガヤうるさく作業をしていた。


全6匹のはずが、、、


4匹しかいなかった。
「あれ、2匹足りないな?」
と父が呟いた瞬間、りゅぢ氏は思った。
別々の容器で育てろと指示されてるくらいだ、きっと共食いしたんだろう、と。
ところがその自明の理に気づかないのか、はなはだ不思議がる父と姉の息子。
ついに父は言った。

「共食いしたんかな」

すると姉の息子は聞く。
『共食いって何?』

「お互いで食べ合っちゃう事だよ」

『どうやって?』

「どうやってって、、、」

父、そこで言葉につまる。
そりゃそうだ、どうやってもなにも食い合う以外に説明しようがない。
すると姉の息子は新たな情報を提示する。


『クワガタの幼虫はノミがつくと死んじゃうって書いてあったから、ノミがついたんじゃない?死んじゃったんだよ』

「でも死骸がないよ」

『死骸は、、、窓があるからこの窓からうんぬんかんぬん、、、』

父、ガン無視。
姉の息子がしゃべり続ける中、おかしいなぁと未だ納得できない父はひたすら不思議がりながら作業をすすめる。


「やっぱり共食いかなぁ」

『共食いって何?』

「お互いに食べ合っちゃう事だよ」

『どうやって?』

「どうやってって、、」

あれ?その会話さっきしてなかった?
その後クワガタの幼虫はノミがつくとうんぬんかんぬんの話が続き、相変わらず父ガン無視。
かろうじて発する気のない相打ちが、「あぁ」「ふぅ」「はぁ」と聞こえる。
しかし姉の息子は残念なコなので、思考回路がループしている。

『クワガタの幼虫はノミがつくと死んじゃうって書いてあったから死んじゃったんだよ。でさ、やっぱりクワガタの幼虫はノミがつくと死んじゃうってコトだから。だからさ、クワガタの幼虫って・・・』

途切れなく『クワガタの幼虫はノミがつくと死ぬ』を繰り返す姉の息子。
いい加減、うぜぇ。ちょーうぜぇ。
100万回聞いたとき、りゅぢ氏は一言文句を言ってやろうと思った。
かねてから感情をあらわに怒るコトなどハシタナイとするりゅぢ氏は、静かにだが効果的に姉の子供に精神的ダメージを与える一言を考えた。


“うるせぇ!” より “ダマレ” だな。


かの鴨川ホルモーで、栗山千明が演じたボンちゃんが『ダマレ安部』って名前をつけて言ってたな。
よし、これでいこう。
とは思ったものの、りゅぢ氏は姉の息子が大嫌いである。
名前を口にするのも嫌忌するくらい嫌いである。
なので、名前を呼ぶのは勘弁してほしい。
考えに考えた末、りゅぢ氏は静かに言った。



ダマレ小僧


効果的にもののけ姫だった。
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