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ハエは速いしカレーは辛い

2008年07月17日 09:00

ちょうど休憩時間なのか、20人くらいがひしめく喫煙所でタバコを吸ってると、あいつはやってきて脈絡もなく言った。


『りゅぢさん、ボクが考えたギャグ言っていいですか?』


ギャグって、、、

制止する間もなく大きな声で言い放った。



『カッターが勝ったー』



時間が止まった。


こいつ、やりやがった!

ドラえもんがポケットから道具を出すかのごとく手を高々とあげ、同じく高々と響き渡る『勝ったー』のこだま。

勝ったー・かったー・・カッター・・・カッター・・・・・・

どこかでディオ様がザ・ワールドって大声で叫ばれたかのように制止する世界。

狭い喫煙所にいた20人の『時』が完璧に凍りつく。



何で言っちゃったの!!!!

まだギャグ言っていいって言ってないでしょ!?



ど、ど、ど、ど、どうしよう!?

こんなヤツと友達だなんて思われたくない。

なかったことにしたい、この10秒をなかったことにしたい!!

こいつぶち殺して、血の日曜日的な惨劇を演出。

集まる警察、あつまる野次馬。

恐怖におののく一般大衆。

皆の記憶に残るおびただしい血の海、誰もがトラウマとなる血に踊る我が表情。

そして、、


カッターに勝ったー


はなかった事に。

そんな殺意を覚え始めた矢先、あいつは言った。



『ボクのギャグ、どうでした?』



評価求めてる!?なんで??ツマンナイに決まってんじゃん!?

本気で笑わすつもりで言ってたコトと知り、若干ムカついてしまった。

大人気なくムキになって説教たれた。


『笑いのセンスの欠片を微塵も感じさせないギャグでした。

いいか、よく聞け。ハエははぇーよ。カレーはかれぇよ。

でもな、カッターは勝たねぇよ。

そこんとこ分かってくれないと、先生かなしい。』


もうね、先生ほんとに哀しいの。

もっとね、ユーモアがあるギャグが好きなの。

ダブルミーニング的な、人前で平気でしゃべれるシモネタ的な、そういうのが好きなの。

カッターが勝ったーを『ボクが考えた』とか言われたくないの。

分かって・・・くれたかな?



『え?おもしろくないですか??

Hさんは笑ってくれましたよ?』



うん、先生思うにね、笑いは笑いでもそれ・・・苦笑いだから。

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