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今更だけど、な話

2011年08月31日 11:48

ほんと今更だけど、ネットってすげぇなって話。



左手に本を持ち知的に笑みを湛えたナイス文学青年を頭の中に創造したら99%それは私であり、残り1%は互いの幻想である。
いわば漱石が言う所の高等遊民であり、日本の粋を体現する読書家である。
その高等遊民たる私、りゅぢ氏が本を買いに歩いて本屋まで行ってるなんて!
まとめ買いするもんだから帰りは重くて買ったばかりの本を眺めて『これ捨てちゃおうかな』なんて毎回思ってるなんて!
車で行った日には帰りにガソリンセルフで入れてるなんて!

そんなわけでネットで買うことにした。
ま、実際の話、本屋行っても結構ないんよね。
永井荷風とか、織田作之助とか石川淳とかそこそこの大きさの本屋に行っても置いてないことが多いし、どの出版社から出てるか分からないから探すのもメンドクサイ。
がーっ、ネットだともう検索すりゃいいだけだから実に簡単、お手軽ポンッであった。
先日、その注文した本が届いたのだが、なかなかにセンセーショナルな光景を目にした。

ピンポーンと鳴った。
ドアフォンを取ろうと思ったが、姉の息子が下にいたので任せることにした。
いかに阿呆といえど、もはや小学校2年生らしい。このくらいお茶の子さいさいだろう。と、世間一般には思われているだろうが、しかしそれは買被りというものだ。
しばらくしてもドアを開ける音が聞こえなかったので下に降りてみると、ドアフォンを手に持った姉の息子が呆然と途方に暮れていた。


『だれだか分からない』

だれだか分からないの意味が分からない。
もう一回聞けばよくないか?と言うと『だれですか!?・・・・・宅急便だって』と答えた。
そういや以前に『だれ!?』と叫んでドアフォンを置き、そのまま玄関に向かわないので不審に思って「誰だったの?ピンポンなったよね?」と聞いたら、

『剣道の人だってさ。(爺さんが剣道をやってる)』

と言った。
ほ、放置?急いで玄関に向かうも来客は帰ったあとだった。

このように阿呆ここに極まれり、な姉の息子だが、宅急便をりゅぢ氏が受け取ると大興奮で付きまとってきた。
『こないだネットで頼んでたものがきたの?』うん、はやいね。
『こないだネットで頼んでたものがきたの?』そうみたい、はやいね。
『こないだネットで頼んでたものがきたの?』うん。
『こないだネットで頼んでたものがきたの?』ん。


『こないだネットで頼んでたものがきたの?』

・・・・・・・・・・。

気が狂いそうだ。壊れたテープレコーダーのようだ。
「本がきたんだと思う」りゅぢ氏はそう言った。

『こないだネットで頼んでたものがきたの?きっと本だね』

包みを開けると本が出てきて姉の息子は言った。

『やっぱりね、ほら本だった』


待ってろ、今新しい頭をネットで注文してやるからな。
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