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爺さんは二等兵

2011年04月19日 10:26

『二等兵で行って二等兵で帰ってきた』



うちの爺さんはりゅぢ氏が生まれる遥か前に死んでしまっており、今では噂をちらほら聞くだけの存在である。
しかしそのユニークな人柄は今なお色あせていない、と思う。
なにより『二等兵で行って二等兵で帰ってきたのはうちの爺さんくらいだ』と言うのは最高。

日本の軍隊でまぁ一番のぺーぺーである二等兵。
大概2,3年の兵役を務め終われば誰でも一等兵なり上等兵なり軍曹なり、それなりに昇格するもんだ。
ところが勤め上げた後もぺーぺーの二等兵まま無事帰国。

『ぺーぺーのままなのはうちの爺さんくらいだった』

ナンバーワンよりオンリーワンが素晴らしいという風潮に乗っかって、爺さんを誇ろうと思う。

娘が給料袋を駅でスラレた時、『人間は身体が資本だ、また稼げばいいんだ。給料の1ヶ月や2ヶ月分でくよくよするんじゃない』と言い、その後自身、退職金の小切手をそっくりそのままどこかに落としてきた爺さん。
もらってきたお菓子(カリントウ好き)5袋をすべて一気に破きひろげ、『うちは子供とバケモノはたくさんいるんだ。食いたらいなら早い者勝ちだ』と宣言し、自身も猛烈な勢いで食べる爺さん。
子沢山だったので子供たくさんの意味は分かるが、バケモノってなんだ?
父曰く、『俺が子供の頃、いろんな人がうちに来た。俺の親父はいろんな人を何故か連れてきてたんだな。ちゃんとした服装の人もいれば、いまでいうホームレスみたいな奴もいた。名前で呼ばないもんだから、今でもその人がなんだったのか全然分からない。あの“焼酎”って呼ばれてた人はなんだったんだろう?顔真っ赤にしてな、こいつがまたなんもしゃべんねぇんだ。うち来て、だまぁ~って焼酎飲んでんだ。だから“焼酎”って呼ばれてたことしか分かんない』

謎がなぞを呼ぶ、うちの爺さんの実像。
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