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焦らしプレイ

2011年03月04日 11:04

もういっそ一思いにな



抜いてくれ。
俺を抜いてくれ。そう夕日に叫びたい。

今朝もはよから朝一で病院に向かった。
今日こそこの原因歯を抜くと言われており、心の準備?んなもんできちゃいねぇが、きっと無情にもぐいっと抜かれるんだろう。
恐ろしや恐ろしや、苦しみながら死んでいくんだろうなぁ。
悲壮感漂う表情をぶら下げてりゅぢ氏は歩いた。

病院につくと手続きを済ませ、すぐに名前を呼ばれる。
昨日の○○さん(看護婦)も相変わらずの健在っぷりで、おどおどしていた。
では座って、と死刑宣告を受け、粛々と椅子に座る。
口を開けて、と再度宣言を受け、開いた口を覗き込むドクター。

『今日も点滴だな』

なるほど、血が流れるもんな。点滴ぐらいうたないとな。
そう思ったのもつかの間、○○さん(看護婦)が近づき言った。


「お疲れ様です」

いえ、疲れてません。口を開けただけですからまったく。


え!?終わり?

そう終わりだった。
どうにもまだ腫れてるって事で明日に先送り。
いやいや、もう一思いに抜いてくださいよ。毎日毎日ビクビクしてここ来るの嫌なんすよ。

こうして私は点滴室に運ばれた。


ふと気づいたのだが、年季の入った看護婦さんには開けっぴろげな人が多い。
年配の方を相手にすることが多いからだろうか、近所のおばちゃんが如く接してくる。
例にもれず、点滴室の看護婦さんもそれだった。
ベッドが並べられたその部屋で靴を脱いで横たわると、やって来た看護婦さんは一番に言った。


『あら、靴下かわいい!』

しまった!なんで俺ってばこんな日にこんな相応しくないかわいい靴下を履いてきてしまったんだ!

『うふふ、靴下、笑ってる』

やたら靴下のかわいさを大声で主張され、まさに赤面の思いだ。

『ほんとかわいいわね、うふふふ、んもぅかわいくて食べちゃいたいわ』

とは言ってなかったかもしれないが、とにかくかわいいの連発だ。
今、日本の『かわいい株価』は大下落してるだろう。
30分ほどの点滴の間、なんとなく靴下を隠すように寝っ転がり、終わるやいなやすぐに靴を履いて飛び出した。
たいへん、たいへん汚された思いであります!

そうして帰り道で思う。
体調悪い中、歯を抜く恐怖に耐え病院に向かったものの口を開けただけで診察が終わり、挙げ句の果てに『靴下かわいい』と辱めを受けただけに終わり、一体何しに行ったんだ、俺!

何が言いたいかって、これ、朝一の意味あんのか!!
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