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歯のその後

2011年03月03日 11:41

未来の自分にワープしたい。



夜も眠れず、いや恐怖でブルブル布団の中で震えてたわけでなく、痛みゆえ眠れず、朝一で病院にでかけていった。
開店?前に待機してる状態だったのでそれ程待たずに診察してもらえた。

『はい、じゃあここに座って。はい、口開けて。あー腫れてるねぇ、はい、切開しましょう』

ちょっと待て!もう少しよく考えてくれ。切開なんてそんな軽々しく決めていいのか?他に道はないのか?

そんな思いもホロロにあっさり切開な方向に事は動く。

『とりあえずレントゲン撮ってきて。あ、○○さん(看護婦)、切開の準備しといて、帰ってきたら早速切るから』

なるほど、切開以外道はないのですね。


逃げるか?

ここではないどこか遠くへ一目散に逃げるか?
だが逃げてどこに行く?痛みからは逃げられない。
物理的に、今の私に逃げるだけの体力はない。
あまりある痛みに今にも気を失いそうだ。
なまじ逃げ出したところで、謎の病院警察に捕まり屈強な腕に抱きかかえられて強引に診察台に乗せられるだけだろう。
そしてペナルティという名で『麻酔なし』の切開手術。
何度左手をあげようとも『もーすこしですよ~』と瞳の奥にキラリと光るコードネーム『ドS』に心身凍る思いに沈むだけだ。

『じゃ、切っちゃいましょう』

レントゲンを撮り終わり戻ると始まった。
劇的に医者の心が変わってたり、または切らずに溶かす的な薬の開発が間に合ったり、な可能性を大いに期待したが、朝露のように霧散した。

『はい麻酔します、チクッとするよ』

「あ、先生、何か足りないものは?ライトだいじょぶですか?」

『○○さん(看護婦)、ここ吸い取って』

「え?先生、どこですか?ここ?え?ここでいいですか?ライトは?」

『違う、こっち』

「ライト当たってます?あれ?ライト当たってない?あれ?先生?何か足りないものは?」

『つぎ、あれ取って』

「あ、え?どれ?先生、私なにしたら?え、と。ライト当たってます?」


ちょっ、この人ここに呼んだのだれーーっ!?
この人、ほんとに看護婦なんか!さっきからものすごくライトの事しか気にしてないみたいだけどっ!?

はなはだ不安である。
差し込んだ綿棒が真っ赤に染まっているシュールさと、この看護婦らしき人の一般人ぷりがなんとも心細くなる。あ、ライトは間に合ってます。


『はい、りゅぢさん、終わりです』

おっ。
終了か?痛かったじゃないか。

『炎症起こしてると麻酔効きづらいんですよ』

いやいや、でもこんなもんで終われば、安いものです。


『でわ、明日また朝一番できてください。明日、抜きましょう』


えっ!?

その時私は医者の目に潜むコードネーム『ドS』を確かに見た。
今日流れた血は一体なんだったのか?


逃げよう、ここではないどこか遠く最果ての地へ。
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