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ちびくろバターの作り方

2011年02月06日 07:28

安息の破壊者



休日にりゅぢ氏は惰眠を貪る。
『睡眠は軽い死だ』
私は毎日毎日死んでいる。
逃げ込んだ世界は、ほわほわと形の定まらぬ、境界線も曖昧、心地よく漂う桃源郷。


安息を壊す。

どたどたと桃源郷を鈍く叩く騒音が下の階から響く。
ベッドからのそりのそりと起き上がり、寝ぼけ眼をこすりこすり、破壊者を確かめに私は階下にゆく。


姉の息子がいた。

なぜ?と問われれば頭がオカシイのでわ?と提案するしかない。
腰に凧を結んだそのお姿。
凧が地面につかないように走っていた。

修行?忍者?


部屋全体を走り回ってるのではなく、『せめてテーブル!』と哀願もしたくなるが、残念、なぜか椅子の周りをぐるぐる走っていた。
恐らく一周2メートルもないだろう。

が、全力疾走。


阿呆な犬が、自分の尻尾を食べようとぐるぐるするに似る。


『うぉぉぉ~~』

とか言ってるのが寒い。

『ふぅ』

とか一休みするのが痛々しい。
休んだ後、また走りだして、『キ、キミ!キミは一体何になろうとしてるのかね?』と小一時間問い詰めたい。

不毛なる『凧が地面につかないように走り続ける』は、その後しばらく続いた。
いい加減、見ているのも飽きてきたりゅぢ氏は『ぐるぐるぐるぐる、バターにでもなっちまへ』と小声で呟くと二階へ去りベッドに潜り込んだとさ。
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