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夢の扉

2010年12月18日 16:46

寝過ごす



始点は新宿、コトコトと電車に揺られて府中に着く。
特急に乗れば多くの駅を飛ばすので、新宿→明大前→調布→府中とわずか3駅、25分だ。

ひっさしぶりに寝過ごした。
気づいたら目覚めて終点八王子であった。
新宿→八王子間は約1時間で、府中はちょうど真ん中あたり。
大概がどこか途中で目が覚めて、やべっ乗り過ごしたってなんだけど、まったくの熟睡で八王子まで気づかず。

電車の中って気持ちいいのぉ。
なんでこんなに熟睡できるんだろう。
それにつけても今日は寒い。
帰るのが大変おっくうであります。
その上、なんか八王子までくるとなお一層寒い気がする。
そうそう、電車が多摩川を越えた途端、急に寒くなるんだよね、景色に山が増えるし。

いろんな事が頭をよぎったが、とりあえず終点だ。
若干乗り過ごしたのが恥かしいので、車両を変えた。
座席にもたれて、おもむろにバッグから本を取り出す。
井伏鱒二『駅前旅館』、今日はこの本であった。
さて、本の世界へと参ろうじゃないか。

気づいたら新宿にいた。
本の世界というか、夢の世界に参ってたようだ。
なんかもう、そうね、扉を間違えた的な。
あれぇここ、田中さんちじゃなかったですか?いえ佐藤さんちです。的な。
ほんともうロシアンルーレット。
100個ある扉のうち99個は夢の扉、残り1個だけが本の世界。

ところが夢の世界も落とし穴があって、新宿という現実に落とされた。
あれ?俺なんで新宿にいんの?もしかしたら八王子なんて行ってなくて、そもそもが夢であってこれから帰るところじゃね?って時計みたら2時間くらい経ってた。これは現実である。
現実となれば、とりあえずしなくてはならぬ事があろうて。

車両を変えた。


1台の電車で3つの車両を制覇してしまった。はからずも。
これがボクシングで言えば3階級制覇でなかなかの偉業である。
しかし、車両3両制覇って誰も褒めてくれぬ所業、実に儚げな家業である。
とりあえずニヒルに笑ってみた。ニヤリと。儚げだぜって。
そしたらなんだか妙に恥かしくなって、俯いて赤面したの。
トントンってドアを叩く音がしたんで顔を上げると、あいつがいて『今日は外もいい天気だしこっちにこいよ』っていうもんだから、パッて立ち上がって扉をくぐってあいつの後ついていったのさ。

で、気づいたら府中駅のドトールで豆乳ラテ飲んでた。


あれ?なんでここにいんの?ってなって、あぁまた俺、夢の世界に参っちまった、扉をくぐっちまったって。
で、なんでドトール?
とにもかくにも寝ぼけたまま府中で降りて、改札通ってドトールで豆乳ラテ買って席に座って飲んだら、うわっ熱ひ!ってんで目が覚めた。
って豆乳ラテって!よりにもよって豆乳ラテ!豆乳!豆と乳!!
・・・いや、エロくないよ。

しかしだ、このスキルすごくないか?
寝ながらでも自分の駅で降りて、なおかつ豆乳ラテまで飲めるんだぞ?
ぜひとも皆様標準装備したい能力であろう。
ってまぁ時計みたら最初の新宿から3時間くらい経過してたわけで、ここまでオートで出来るのであれば何故最初の府中通過の時点でできなかったんだ!?と自分を怒鳴りつけたい気分であります。
怒鳴りつけられたりゅぢ氏はやっぱり俯いてしまって・・・


そうだ、もしかしたら根本的に思い違いをしているのかもしれない。
いわばこちらが出張のようなもので、本来私は夢の世界の住人である。
そうに違いないかもしれないが、隣の家にネズミが住んでいるのだけは願い避けだ。
やっぱり菌とかねいるだろうしね、病気になっちゃうしね。伝染るかもしれないしね。
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