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紫色した鏡と赤い池

2010年10月17日 11:58

赤い池



昨夜、いつものようにりゅぢ氏は湯船に浸かりながら『ふんふん』してた。
『ふんふん』のニュアンスを文章で伝えるのは実にややこしいのだが、『糞々』と勘違いされ「りゅぢさんたらお風呂でオシッコどころか、う○こするの?」なんて認識されると末代までの恥であるので付け加えておく。


『ふんふん♪』である。
パシャパシャと水しぶきをあげてケラケラと笑い思う様お風呂を満喫する、それが『ふんふん』である。

まさに上機嫌の極み、この世の極楽である。
ところがあまりにふんふんしすぎた為、頭に血が上り鼻から流血した。鼻血だ。
以前も述べたが、お風呂で鼻血がでると止まらない。
湯船に血を垂らすのもなんだか気持ちが悪かろうし、かといって風呂を出て鼻血を止めるのもメンドクサイ。
故に顔を湯船から出し排水溝に血が流れるようにして止まるのをまった。
しかしそれは下を向いた体勢な上に湿度の高い風呂場、止まるわけなく流々と流れる赤い血潮。
それを見ているうち、ふと思った。

『赤い池を作ろう!』


これもふんふん♪の一環だったのだろう。
なんとなく思いついたこの阿呆な考えを実践すべく手桶にお湯を少しいれ、そこに鼻血が垂れるように顔を持っていった。
見る見るうちに赤く染まりだす手桶の中の小さな池。
それが真っ赤に染まった頃、りゅぢ氏の意識は朦朧としていた。
のぼせたのか血を出しすぎたのか?
それは定かではないが、ぼんやりと見える川の向こう岸に死んだ婆さんが手を振っているのが見えた。


これが『赤い池』の呪い。かの『紫鏡』に並ぶ怪談である。
おそろしやおそろしや、あと一歩で連れて行かれるところだった。
赤い池を作ろうとしてはいけない。

いや、常識的にそりゃそうだ。
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