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山よりも海よりも

2013年01月18日 07:15

河派

メコン河

よくありがちだが、『山派?海派?』な会話のうえで私は断然河派である。寄せては返る波間でたゆたふ母なる海もよいでしょう。雄大な自然に包まれる山ももちろんよいでしょう。しかし断然、河がよろしい。それも大河、大河がたいへんよろしい。

写真はメコン河で恐らくラオスのサヴァンナケート。

規模的に見れば、『海のバカヤロー』と叫ぶ人はいるかもしれないが河に罵詈雑言を浴びせるバカヤローはいないことから明らかに海には勝てないでしょう。達成感という観点から覗けば、高い山を登って頂上から見下ろす、『人がゴミのようだ・・・』感とは比較にもならないでしょう。ではなぜ私は河をこんなにも愛するのだろうか?河はいつだって一方通行(ポロロッカ除く)。これぞ荘子が言うとこの大きな道であり、まさしく河の流れは人生そのものである。だから私は河が好きなのであ、、、あるわけがない関係ない。

単に私は船酔い体質なのである。海なんぞ乗ってすぐ酔うわ。

海は退屈である。確かに広いな大きいな、みつおがごとく素直に感動できるだろうが広すぎてなんだか動きに乏しい。そして今日び海のそばはなんだか波にさらわれそうで怖いじゃないか。得体のしれない漂流物もなんだか不気味だ。
一方、山に至っては『そこにあるから』という理由だけで登っていくヤツの気が知れない。大丈夫か?しっかりしろ。どこまでも登っていくのであれば麓からエールを送ることやぶさかでないが、登ったら降りなくてはならない。なぜ登ったのに降りるのか?この不毛さが私の足を登山に駆り立てない。

そこで我らが河である。

河はいろんな人が行き来をして楽しい。小船が漂ったりもするし、漂流物もなかなかオツな代物が多い。かつて手足を縛られた死体が流れてきたが、あれはなんだったのだろう?悪夢としか思えない地獄絵図である。もうこれ以上一歩たりとも上流に向かいたくない。楽しい思い出をすべてなかったことにするくらいパンチの効いたこの悪夢以外はみな楽しい思い出だ。

写真のサヴァンナケートからさらに南に行きカンボジアに近くなると、メコン河の川幅が10kmにもなるとか。また河の中の島が4000もあるらしい。シーパンドンってとこなんだけど、ここ行ってみたいなぁ。
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あけましておめでとうございます。

2013年01月03日 09:47

めでたくもないくせに。



年も明けたので去年までの私にさようなら、今年はアクティブにいこうと3年はき続けたフンドシのようにペラッペラな決意を胸に、ボーイズビーアンビシャス!そう私は朝日に誓った。その決意は岩と比べるには失笑が漏れるほど失礼に柔らかく、3年もはき続ければ生地も擦り切れよう、ちょっと肌色が透けて見えよう、そんな恥かしいほど薄っぺらく吹けば飛ぶような意気込みであった。

おりしも先日はたいそう風の強い日だったそうな。

そもそもの話、新年私は出雲大社に行く予定だった。厳密に言うと大晦日から出発して元旦には神聖な気分で高らかに『出雲地方の一月は俺有月!』宣言をする予定だった。が、しかしスタッドレスタイヤじゃないと出雲は厳しいという話が持ち上がり、んじゃぁ京都?いやいや京都も途中は雪すげぇらしいから無理、んじゃどこよ?って熟考に熟考を重ね、結局千葉というなんとも小さくまとまった新年早々ザンネンなほど近場である。
さらにザンネンなコトに、大晦日出発予定が共連れたちに予定が入り、元旦昼過ぎ出発でいいですか?からさらに元旦の深夜でいいですか?とどんどんずれ込み、これをアテにして予定を入れなかった私だけがワリをくい、そのまま独り寂しく年明けを迎えた。迎えたというのもおこがましく、褥も枕もぐっちょり濡らして眠っていた。

しかしそのような悲しみの歴史は去年という箪笥に無理やり押し込んで、今年はアクティブだぜとばかしに千葉の鋸山というとこに行ってきた。地獄のぞきと呼ばれる切り立った断崖絶壁、それがここの名所である。



強風の為、ロープウェイが運休しており苦行かというほどの階段を登るはめになってたどり着いたのがこの景色。なるほど、ここから下をのぞくと確かに地獄をのぞいているようだが、ここまで来るのがすでに地獄のような道のり、それこそ地獄を垣間見た気分だった。
ところがさらに帰り道、同じ道を通るのもつまらないよね?と違うルートから下山したのだが、これが全く間違ったルートだったらしく迷った。恥を忍んでわかりやすく言ってしまえば遭難した。
地獄のぞきを下から見上げて『覗かれてるここが地獄だね。これぞ天国のぞき!』なんてワキャワキャしてるうちはまだまだ1丁目あたりだったのだろう。よく確かめもせずに歩んで行った先が地獄の2丁目3丁目、激しいアップダウン、もらった地図に記されていない山の裏側、一体どこに向かってるの?あとトイレはどこにあるんですか?なカオスだった。

膝が、ヒザが笑ってる!それも大爆笑にっ!

膝の笑い声が山の木々に木霊する。それは不気味さながら地獄の釜が開く音のようで、来年から年賀状は鋸山に送ってね、と言ってるかのようだった。私は帰れるのか?ここから抜け出せるのか?足が、足が前に進まない。『鋸山にイエティ現る!』違う、そのイエティは私の成れの果て。

私は新年早々学んだ。山は道を間違ったと思ったらすぐに引き返せ。これに尽きる。それと言うなれば、気安くアクティブとか口に出すな。これは地獄から命からがらも生還した男の言う言葉である。みな守れ。


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