幻影は圏外に

2009年11月07日 10:44

昔の話である。



周知の事実である場合が多いが、りゅぢ氏は東南アジアが大好きな方である。
好きすぎてミャンマー留学という肩書きで約一年、グルグルぐるぐるあのあたりを放浪していたおばかさんでもある。
さらにいうと、その時の体験と今まで培った思考によって、なんら生産性を含まなくかつ自堕落にかつ浮き世離れし始め、『あの人、影うすいよね』と言われる存在、それが私だ。


現実感が希薄。


らしい。
言った本人も旅行者であり、いわば同族、非生産人間のはずだが、人はみな自分のことは棚上げである。

『東南アジアでしか見れない希少動物』つまるとこ、影うすい。それが私だ。


たがここで主張しよう。
幻影なんだよ、と。


キミの心の奥底に潜む幼き頃の思い出、つまりは青春の幻影。それが私だ。と。


なっがい前置きだが、言いたいことは『青春の幻影』。うん、言いたかっただけ。
言えたから満足なんだけど、思いのほか短くまとまっちゃったので、青春の幻影は昔話をしようと思う。
もちろん幻影が幻影たる所以となったアジアンストーリー。
今思い返しても若かったなと、思わずニンマリしてしまうハートフルな話である。
とは自分で思っているだけで、特に他人が聞いて面白い話ではないかも知れないが、そこは青春の投影を願いたい。


でだ、どの話にしようか迷ってる。
一日でバンコクを去った。小魚食べざるを得なかった。家族を紹介された。妹と間違えられた。呪われた。卵だっ。蟹運送。白髪染め。襟足切れ。

などなどなどなど、数え出せばきりがないくらい旅行に行きました。
んで、どの話にしようか迷った挙げ句、ほら、あれだ、めんどく、さ、、、、、、、


『お客様がおかけになった電話番号は電波の届かないとこに__』

冷静と情熱のどっちか

2009年11月05日 06:06

ボディブローのようにじわじわと。



足にきてます。
もはや一昨日、火曜日に呑んだ日本酒は静かにたがしかし着実にわたくしめの体力を、カンナで削るがごとく奪っていってます。
剥がれ落ちた数値はかつおぶしのように無残に積み重なり山を築いている。


火曜日。
うかれちん、ちがう、うかれぽんちなわたくしめは、弱いのに日本酒をのっけから呑みつづけた。
その場ではまだ冷静を保っていた。と、思う。
やや若干、情熱に傾いてたとしたら人の頭をなでるという軽いセクハラ、もぉーやだりゅぢさんたら〜くらいの笑ってすまされるものであったと信じたい。いや、済ませ。いや、すんません。

皆様と別れ、電車に乗るとぐいぐいと押し寄せる情熱の嵐。
目が覚めると府中駅にいた。
帰り道は中空を舞う粉雪さながらヒラヒラと、もといフラフラと歩く。
フラフラしてる自分がおかしくておかしくて、何故今ここにこのおかしさを共有する人がいないのであろうかと天を呪った。
やや若干、冷静よりだったとこを挙げれば、家まで帰れた、そのことのみである。


だが家についたりゅぢ氏は完全に情熱の薔薇を咲かしていた。
鍵を持っていたが、壁をよじ登った。
そして部屋につくなり、ベッドに倒れ込み彼岸へダイブ。

起きると朝の5時だった。

全然寝てないじゃんか。

そう毒づき、もう一度ドリームワールドへ再入場を試みるも、千切れた半券ではあえなく断られる。
なんだか冴え渡る心身は甘えを許してくれず。
DREAMS ネバー COME TRUE。

それからのりゅぢ氏はえらく元気であった。
起き始めこそ、未だ酔っ払いの風格を漂わせていたものの、時間がたつにつれ普段の1.3倍くらいのハツラツさを振りまいていた。
それは普段通りだとも言えなくもない。

だが、やはりヤツ、日本酒は足音を忍ばせ近づいていた。
今、肩を掴まれヤツはのしかかるように背中、肩、足に絡みつく。


膝をみた。


おい、オレの膝、だいじょぶかい?全体重はキミが支えている。まだまだいけるか?

そう問いかけて伺った我が愛しの関節はゲラゲラと笑っていた。
もう大爆笑レヴェルだった。


膝が、膝が笑ってる!!
それも結構大爆笑。

クララがいきなり車椅子から立ち上がりブレイクダンスを始めた時のハイジの驚きにそれは似る。
『クララが立っ、、、え、ええぇぇぇぇぇーーー!?』


りゅぢ氏改めて生まれたばかりの小鹿さんは、温もりを求めてさまよい歩く。
ガクガク震える足を懸命に前へ前へと繰り出し街を徘徊する。

どこにいらっしゃるか、運命の左利き乙女。
どこにありますか、温もりのユートピア。


こんな哀れな小鹿さんにモアさんは冷たく言い放った。

『ノットプレイス=ユートピアだよ、小鹿さん』


今、じわじわとモアさんの言葉が私を追い詰める。
どこにもいないのね、運命の左利き乙女。


ボディブローのように効いてきたノープレイス宣告に、りゅぢ氏は諦めと引き換えに妥協宣言をした。



「もう右利きでもいい!!」

根本的にはまだまだ何も諦めちゃいないぜっ。
ここは途中なんだぜっ。って信じたいんだぜっ。

あんにゃんとーふー

2009年11月01日 04:22

極道



杏仁豆腐を食べて今日もにっこり。
悲しい時、杏仁豆腐で悲しみ半分。
嬉しい時、杏仁豆腐で喜び二倍。
元気がない時、杏仁豆腐から元気を貰う。


今、密かにその効能が見直されている杏仁豆腐。
皆々様もニュースで一度くらい耳にしたことがあるのではないでしょうか?
食べておいしい、健康にもおいしい、そしてもちろんお財布にもおいしい。なんとまぁ三拍子揃った素晴らしいスウィーツなのです。
ワタクシに至りましては、毎晩一つ杏仁豆腐を食べないと寝付きが悪い、寝相が悪い、話がスベル、左利き乙女に出会えないなどなど散々な一日を送る羽目に陥ります。


そもそも杏仁豆腐とは、杏仁霜といわれる咳、いっちゃえば肺にいい漢方なのです。
ただ単体では苦くて食べれない。故に甘くして食べたのが始まり。
さらに驚くべき効能が滋養強壮、つまりは元気になるということなのです。


で、わたくしりゅぢさんも最近杏仁豆腐を食べてちょー元気。やる気てんこ盛りな毎日を送ってます。
なんなら溢れ出る活力、燃え上がれ私の探求心!てなわけで、本場中国まで真の杏仁豆腐を見つけに旅立とうかな?1ヶ月くらい。
全てをなげすて、探しに行っちゃおうかな。旅行に行っちゃおうかな。


そんくらいやる気です。

すげぇぜ、杏仁。オレをここまで本気にさせるやつがまだいたとわ、っつー感じだぜ、杏仁。


ま、最近の杏仁豆腐は杏仁霜入ってないんだけどね、苦いから。

ほっとんど嘘だけど、微妙にホントが混じっているたちの悪さ。

クリスマスファシズム

2009年10月30日 07:04

20091030070836
ファシズム



待ち合わせにおいて、遅刻するなぞ言語道断、畜生にも劣る行為であると極論を展開することも可能であるが、毎回毎回きっかし時間通りに現れるキミを見ていると、『たまには遅れてもいいんだよ』と優しく微笑みたくもなるもんだ。
幸いボクは遅刻に寛容な人柄だし、何時間でも待っていられる時間キラー。
そう、だからたまには遅れてきなよ。なんなら来なくたって怒りはしない。寒い中無理して来る必要なんて何も、これぇーっっぽっちもないんだよ。


今年も街中にファシズムが吹き荒れる。クリスマスという名のファシズムが。


文献上にその名が現れたのはいつのことだろうか?ボクは知らない。
所詮一人の人間の誕生日を祝う日だと聞いているが、今となってはそれすら怪しい、実にピンクまみれな怪しい日となってしまった。
煌々と輝くファシズム全盛をあらわすイルミネーション。
この涙を溜めた眼には、水の乱反射もあいまってただただ直視するにはばかれる眩しい暴力。

あれほど普段『電気は大切にね』と言っているデンコちゃんもこの時期は沈黙を守る。
どうした?この目映いばかりのイルミネーションこそ多大なる電気の浪費ではないのか?
ファシストの圧力か?それとも噂は本当なのか?


イルミネーションの光は電力を使っていない。独り身の者たちが一年間ためにためた涙の輝きである。


だとしたらなんと悲しい日か。
幸せそうに笑うツガイどもよ、今お前らの歩く道は何万という屍の堆積。
笑うなよ、笑うなよ。
笑ったその顔に屍は指差し笑い返す。

『まてよ、お前も踏まれるぞ』

それが因果応報、ルバイヤートの世界。

私たちは偉大なる先達を尊ばなければならない。
せめてものはなむけをしようじゃないか。


同志よ、来るXデー、クリスマスファシズムにたいするレジスタンス運動として、まずファシストの手先たる白髭の赤服老人の髭を10人分刈れ。
もちろん、私は50人刈ろう。
髭がなければ奴らただの不審者、下手したら泥棒、不法侵入野郎である。
そうして集めた髭で焼き芋をしよう。もちろんジャガイモだ。


これを、コードネーム『ピョートル作戦』と名付ける。

健闘を祈る。メリークリスマス(地獄で会おうぜ)!!


PS
うちに白川郷で買った日本酒が残ってます。金土曜暇な方、お相手してくれませんか?連絡待ってます。。

教訓

2009年10月26日 16:21

人のせっくちゅを笑うな。



そのセンセーショナルなタイトルが我々の脳裏に焼き付いたのは、まだ日の浅いついこの間の事だ。
笑うな!とやけに高圧的に言われてる気もするが、残念ながらりゅぢ氏は人のせっくちゅを間近で鑑賞した事がない故、笑う笑わないの問題以前の段階にいる。

そう、笑う機会がない。

もしそのような事あらば、ぜひにカッと腹に力を込めクッと笑いを押さえ込んでやろうと日々鍛錬を欠かさずに暮らしている。


しかし、そのセンセーショナルなタイトルも基をだどれば、『一円を笑う者は一円に泣く』的なものだと推測する。
推測というは、なんであろうかりゅぢ氏はこの映画を未鑑賞であるから推して測るしかできない。


そうして推測が故に逸脱と飛躍にまみれ話は遙か彼方へと進むが、心の準備はよろしいか?


例えばこんな話をご存知か?


あるところに男がいたという。
大学生の男は講義の合間に猛烈な便意に襲われ、まごうことなくトイレに向かった。
トイレに入った瞬間思ったのは、その空間を充満している臭いだった。

くせっ!

男はそう思ったという。
はっきりいうと物凄い“うんこ"の臭いだった。
こんな臭いのを体内にため込んでるなんて一体どんなやつだ!
良識を疑うぜ、紳士にあるまじき悪臭だ。
そう男は笑った。
しかし男に笑っている暇はない。
何故なら彼もまた便意に襲われている悲しき被害者。

個室に駆け込み溜め込んだ思いを一気に放出し、ホッと人心地ついた男は個室からでようと後始末を始めた。
すると『失礼しまーす』と声がした。
どうやら掃除のおばちゃんが入ってきたようだ。
若干、外に人がいると個室から出づらいと感じるのはオレ、違う、男だけでないはずだ。
男は出づらいなと感じながらも、まぁ掃除のおばちゃんだし別にいいやと扉に手をかけた。その瞬間、、


『うわっ、くっさいわー』


おばちゃんは言った。くっさいわーと。
ピタッと止まる男の手。

『それにしても、、、くっさいわー』

ブツブツと言いながら作業をするおばちゃん。
そこに新たにもう一人掃除のおばちゃんBが『失礼します』の声とともにやってきた。
おばちゃんAはあろうことかBに言った。


『ありえへんわー、、くっさいやろー』


なんたる無神経!!なんたる無礼!!
個室に人が入ってるというのにくっさいわの連呼。
さらには同意を求めるといった傍若無人なありさま。


『しっかしくっさいわー』


男は心の中で叫んだ。
オレじゃないんだ!もとから臭かったんだ!オレじゃないんだー!!オレも臭いと思ってる、と。
しかし男もくっさいわーを繰り返すおばちゃんが外にいるのに個室にいる自分という状況に、笑いを堪えるのに精一杯だった。
笑いたい、でも笑えない。
あぁ笑いたい。

そんなジレンマ。


その時、りゅ、違う、男は悟った。


『人のうんこを笑うものは人にうんこを笑われる』

故に、

『人のうんこを笑うな』

続く


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